シンガポール・エコシステムの歩き方:大学編 (2021.08.16)

シンガポール教育機関×イノベーションの可能性
シンガポールが従来の優遇税制による大企業誘致に加えて、政策的にスタートアップに力を入れ始めた2014年から、今年で約7年。過程において「オープン・イノベーション」がブームになったこともあり、幅広い業種の日系大企業が新規事業の創出を目的にシンガポールを活用する動きが増えています。私自身は、コンサルティングの立場で数多くの新規事業を支援するとともに、自分でも当地で起業したことから、複眼的に様々な事例を至近距離で見てきました。
昨年からのコロナ禍で、従来の働き方が変化し、雇用の多様化が進む中、当地でも今までのやり方に加えて、新しい取り組みでイノベーション創出を目指す動きが出てきています。ディープテックへの更なる注力、国民の起業の裾野を広げるプログラム(ベンチャービルダー)開始などは、その一例で、幾つかの取り組みには参画する機会を得ました。こういった機会を通して改めて感じたことは、ローカル色が強まるのと反比例して、日系企業の方々に出会う比率が著しく下がるという点です。色々な理由で接点を持ち難いものと推測しますが、現地コミュニティと常に良い形で接点を持てるか否かは、当地で新規事業を進めていく上で非常に重要なポイントと考えます。本稿では、イノベーションに関連するコミュニティの中でも、特に現地大学の側面から、実体験とともに現場感を持った考察を展開していきたいと思います。
シンガポールを含むいわゆる海外先進国に、職歴が少ない人が就職したい場合、ハードスキルがある理系が有利。文系職の多くは経験値や人的ネットワークで価値が出るため、若手は必然的に難しい#シンガポール #現地採用
— あき@シンガポールインサイダー (@Aki_SGInsider) June 13, 2021
海外就職にはLinkedIn使いこなすのは大前提。GAFAMやNetflix等の米系テックの社内リクルーターは常に良い人材をハンティングしている。まだ日本人ユーザーは多くは無いので、自分マーケティングを徹底し魅力的な見え方にするのは極めて重要#シンガポール #現地採用 #linkedin
— あき@シンガポールインサイダー (@Aki_SGInsider) June 15, 2021
あまり知られてないけど、シンガポールのPEP的な就労ビザはマレーシアでも存在し、半額以下の給与で取れる。現地で3年就労後に申請等の条件はあるものの有効期間も長くかなり優れたビザ。コロナ禍で要件の変更が無いかは要注意#シンガポール #海外勤務
— あき@シンガポールインサイダー (@Aki_SGInsider) June 11, 2021